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2013/6/1 トプスの中の人

第4回 FIFOは、縁の下のメモリ

実は、といって告白すると、トプス・システムズのKPNには、Kahn先生の「ピュアなKPN」を守っていないところがひとつあるのです。Kahn先生は、理論をつくられるときに


FIFOの深さは無限大


と仮定されたのですが、残念ながら現実世界では無限大のものは作れません。それでトプス・システムズのKPNではFIFOは有限の値です。

しかし、無限とか有限とかいって、FIFO、つまり矢印の実体はなんでしょう。何を隠そう(隠す必要などぜんぜんないのですが)、それはメモリやレジスタだったのです。記憶装置ですね。レジスタにFIFOをとるというのはトプス・システムズ独特のやり方ですが、この辺はまた後で。しかし、矢印が実はメモリとは。。。


ただ、メモリといってもわざわざFIFOというだけあって普通とはちょっと違います。書き込み側は、データをボンボンと放りこんでいくのですが、読み出し側は書き込んだ順番で取り出せるようなメモリです。一杯になっちゃったらどうするのとか、空っぽのときは、とか疑問がわいたら、ぜひこちらまでメールをください。(メールアドレスへのリンク)気にせずにプログラミングできるような仕組みをトプス・システムでは考えてあります。


今回は、すごく簡単な「3が入っていたらアホにする」という仕事だったですが、原理的にはどんなお仕事(コンピュータにできる仕事ですよ)でも、KPN方式で書くことができます。KPN方式にすると何が良いかって? 肝心なことを言い忘れました。


沢山の○を沢山のプロセッサに割り当てて、
流れ作業のように処理していける


ので、仕事がとってもはかどる(速い)のですね。でも「3の倍数だったらアホにする」お仕事を早くできてもあんまりうれしくないな〜 次回はもっと役に立つ例を考えないと。


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