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ツイート | 2013/4/1 | トプスの中の人 |
さて前回までで、仕事を小分けにし、メモリへの出し入れと演算処理を同時並行にした上に、メモリへの出し入れを効率化できました。最後に残っているのは演算処理そのものの時間です。
演算処理そのものを高速化するときには、いろいろな技があるのですが、代表的な技をいくつかご紹介しましょう。
最初は、同じことを繰り返さなければならないときに使う技です。コンピュータの用語ではSIMD命令などと言いますが、要は簡単、1本ずつネギを切るのではなくて、8本同時に切ってしまえば、8倍速いという技?です。8本とは限りませんが、複数本まとめて切れれば速いにきまっています。そのためには、幅広の包丁とそれを使える腕力がいるかも。トプスシステムズのTOPSTREAMTMプロセッサの場合、通常のプロセッサが32ビットの処理幅なのに対して、256ビット幅などという広い処理幅をもっています。通常プロセッサが16ビットを2本、同時に切れるとしたら、TOPSTREAMTMはなんと16本もまとめ切りできるわけ。腕力はあります。
けれど、腕力だけではないんです。普通は、足し算やって、それから掛けて、そしてそれからといった手順がわかれた仕事を、一撃で処理してしまう技ももっています。これは複合命令(用語集リンク)といいます。2手、3手あるいはもっとかかる仕事を1手でやります。
また、お料理をつくる横で、ご飯を炊いておくのは普通ですよね。その昔であれば火加減をみたりして付ききりでしょうが、お道具があれば、何かをしかけておいて、別なことをするなどということは普通にできます。プロセッサでもそういうお道具をいろいろそろえてあるTOPSTREAMTMの場合、いくつもの演算処理を同時並行に進めることもしばしば。
そんな腕力やら技やらお道具やらを駆使していくとこんな感じ。
念のため、最初の処理時間のイメージ図と一緒に見比べてみます。処理時間がすっごく短縮されたのわかりますか?
ほら、こんな具合でやって行けば、100倍、行けそうな気がしてきましたか?
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