fltFormatter

概要

fltFormatterは、FLTファイルを読み込み、再整形して再びFLT形式ファイルに出力するユーティリティプログラムです。 係数テーブルなどをVPPLプログラムに与える前に形式を変形しておきたい場合などに使用することができます。

リビジョン

fltFormatter v01r01

コマンドライン

python fltFormatter.py [option [option_parameter]]...

以下のようなオプションをつけて動作させることで所望の結果を得ることができます。

コマンドラインオプション

オプション 意味
-h ヘルプ表示
–FLT1 f1 入力FLTファイル名
–ARRAY1 a1 操作対象配列名
–FLT2 f2 内積用の第2の入力FLTファイル名
–ARRAY2 a2 内積用の第2の操作対象配列名
–FOUT flt 出力FLTファイル名
–FMT m 出力数値形式(ip8...)
–PADX p 出力Xパディングサイズ(無指定256)
-v 処理の途中経過を詳細に出力
-V バージョンのみ表示して終了
-d デバッグ用オプション

構造

class fltFormatter.FltFileReader(inputFnam, targetArrayName)[ソース]

FltFile Reader Class.

FLTファイルを読みとり、ターゲットの配列であれば Numpy ndarrayとして確保する。

clearArray()[ソース]

Clear Array method

配列の一時記憶構造を初期化する

ipCalc(nd)[ソース]

Inner Product Calculation

保持しているnArrayと外から与えられたndの間の内積を取って結果を出力する。 外から与えられたndは1次元化し、保持するnArrayのxと掛け合わせる。 xの数だけ繰り返す。 成功すれば真を返す。

rLine(lin)[ソース]

Read Line method

読み取った1行を処理するメソッド inData フラグが立っていれば、 ①レコード末尾行であればパラメータを読み取ってチェックする チェック結果で問題あればエラー終了 問題なければ正常終了 inDataフラグを下す ②レコード末尾行でなければデータ行として、配列にため込む inData フラグが立っていなければ ①配列ヘッダ行であればパラメータを読み取って該当か否か判断する。 該当データであれば inData フラグを立て、配列を初期化して処理に進む。 読み取りが必要な間、Falseを返す。読み取り完了またはエラー時にはTrueを返す

read()[ソース]

Read method

FLTファイルを読み込むメソッド。読み込み成功すれば真を返す。

class fltFormatter.FltFileWriter(nary, aName, md, padX)[ソース]

FltFile Writer Class.

Numpy 配列をFLT形式ファイルとして出力する。 モードにより整形用の「フィルタ」を適用する。

formatArray()[ソース]

format Array

入力Numpy配列の形とモードから出力Numpy配列を準備し、 モードに応じた方法でデータを変形しながら転送する。 成功すれば真、そうでなければ偽。

static getModeNumber(modeName)[ソース]

get Mode Number.

モード文字列からモード番号を返す。

makeIP8()[ソース]

format IP8(inner product x 8 mode)

内積計算8並列モードとなるように入力Numpy配列の行8行を1行とした出力Numpy配列を準備する。 横幅8倍、縦幅8分の1 入力Numpy配列の行8行縦1列を横8要素として出力Numpy配列にコピー (行が8行以下の場合は要素0フィルして8要素とする) 成功すれば真、そうでなければ偽。

writeFLT(fname)[ソース]

write FLT file

出力Numpy配列をFLTファイルへ出力。 出力X方向がpaddingXの倍数でなければpaddingXの倍数になるまで0で埋める。 Numpy配列とFLTファイル上のxが異なることがある。 書き込み成功すれば真