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ゼロオーバヘッド通信
ゼロオーバヘッド・プロセッサ間通信
(Zero Overhead Inter-processor Communication)

ゼロオーバヘッド通信といっても、ここではゼロオーバヘッドなプロセッサ間通信に限り、 一般的な通信については取り上げない。なぜかと言えばトプスシステムズはマルチコア・プロセッサの会社で あるので。

さて一般的にプロセッサ間通信というとオーバヘッドがつきものだ、と思われている。 通信というからには、送り手と受け手(それぞれがプロセッサ)が必要だ。 通信は好き勝手にできるわけはなく、受け手が受けられる状況になければ送り手は送信できないし、 受け手が受信したいと思っても、送り手が送信できる状況でなければ受けようがない。そのために、 なんらかの相手の状態を確認するという作業が必要で、 それがオーバヘッドとして認識されるのである。これは、相手が送受信できない状況にある場合というよりは、 既にスタンバっていて「いつでもOKよ」という状態にあったとしても、その状態の確認のために なんらかの手順がいることによる。逆に、送受信できない状況にあるという場合は理由があるのであるから、 そこで待たされるのは必然で、狭い意味でのオーバヘッドではない。

トプスシステムズはマルチコア・プロセッサの会社であると書いたとおりで、 沢山のプロセッサが存在するシステムばかりを取り扱っている。 当然、プロセッサ間通信などは必要不可欠、日常茶飯事である。 そのプロセッサ間通信にオーバーヘッドが続出したのでは、性能は 落ちるし、会社としても非常に困る。そこでプロセッサ間通信のオーバーヘッドを取り除く仕組み (ハードウエア、特許技術)を考案し、トプスシステムズ製のプロセッサコアにはもれなく搭載している。

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