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風月無尽の無何有の郷

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2018/6/1 松風亭 雅山

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雨降りの頃と相成りましたが、物事を考えるのには佳き季節かもしれません。


自省といいますか人のことを慮ったり、倫理や道徳観念などに人類が全世界的に目覚めたのは、紀元前5〜6世紀頃とよく言われます。


神一つをとっても、それまでは、部族、一族を戦勝に導く神、乱暴に言えば個別最適の神であったとされます。


一般的に、宗教の大きな要素は二つで、、宇宙観・世界観並びに倫理・道徳観と言われます。


その意味でも、紀元前5〜6世紀頃から、本格的な宗教が成立し出したと言われるようです。


個別最適が行き過ぎて戦勝し過ぎたことへの自省からかもしれませんが、倫理、道徳の萌芽、善悪への目覚めは、興味ある事象であります。


多くのことに想いを馳せながら、雨降りをしっとりと楽しみたいと思います。




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