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風月無尽の無何有の郷

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2018/4/1 松風亭 雅山

<<< 平行線の美学 >>>


人と心が通じないのは、悲しいことです。特に、最愛の人となら尚更です。


でも、ここ何年か、それもいいでしょうと考えるようになって参りました。


高尚な言葉を並べれば、平行線の美学とでも申せましょうか。

通じないことも楽しもう、佳き意味での自分の世界に浸ろうということでしょうか。


駆け出しの頃に通い詰めていた店のママが言っていた次の言葉には考えさせられるものがあります。

「水商売の女性は男嫌いでないと成功しません。

でも、何故、お洒落、特に、人に見えない部分のお洒落に拘るのかは、それは、独りの部屋で、自分で楽しむためだからです。」


春爛漫の中、今年は、秘した美、隠された美、少し大人の美学を楽しみたく思います。




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