スペシャルコンテンツ >> 顧問コラム >> 『風月無尽の無何有の郷(松風亭 雅山)』
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ツイート | 2017/11/1 | 松風亭 雅山 |
ロシアの秋は、やはりロシア平原に沈む美しく壮大な夕陽のイメージで御座りましょうか。
麗しく気宇壮大で有名なチャイコフスキーのピアノコンチェルト第一番変ロ短調Op.23は、壮麗で雄大なロシア平原を想起させます。
ラフマニノフのピアノコンチェルト第二番ハ短調Op.18は、大河の流れのような美しい旋律の中に、帝政ロシアのリリシズムとペシミズムが滾っているなどと評されますが、
併せまして、あまりにも美しくポピュラリティーの高い曲で御座ります。
チャイコフスキーのピアノコンチェルト第一番は、
子供の頃に、ピアノの華麗に弾ける音がガラスを想起させ、偉大なる響きが気高く聳える名城をイメージさせたせいでしょうか
ガラスの城などと勝手に曲名を付け、クラシック好きな父に話したりしておりました。
煌めくガラスからの連想で御座りましょうか時折訪れます晩秋の箱根ガラスの森美術館で、このようなことに想いを馳せております。
箱根ガラスの森美術館は、幾つかの美術館と併せまして、某リゾートクラブ会社から、美術フリークな夫妻のリゾートでの過ごし方という題で、
雑誌の特集号の取材を朝早くから一日かけて受けたことを思い起こします。
系列の幾つかの料理店を30年以上に亘って使っていることと併せ、縁(えにし)を感じます。
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