スペシャルコンテンツ >> 顧問コラム >> 『風月無尽の無何有の郷(松風亭 雅山)』


風月無尽の無何有の郷

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2017/9/1 松風亭 雅山

<<< 秋、風の音 >>>


秋は、風の音とともに訪れて参ります。


 秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる


藤原 敏行によって詠まれたものですが、昔より大好きな歌の一つです。


 わが宿の いささ群竹 吹く風の 音のかそけき この夕べかも


大伴 家持の作で、春作られたもの(春愁三首の一つ)と言われておりますが、何故か昔より初秋のイメージで捉えておりますので、勝手ながら、ここに載せておきます。


移ろいゆく折りふしの浪漫を満喫したく存じ上げます。




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