スペシャルコンテンツ >> 顧問コラム >> 『風月無尽の無何有の郷(松風亭 雅山)』


風月無尽の無何有の郷

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2015/9/1 松風亭 雅山

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今年も、待望の清々しい秋がやって参りました。


藝術の秋で御座います。


科学と藝術、形而上学などの関係は深いテーマと思います。


予てより、知性が創作した領域と感性が紡ぎ出した領域の鬩ぎ合いに想いを馳せております。

詩と論理が渾然と織りなす道元の文章は峻険な山に霧のヴェールが掛かったようですし、ショパンの音楽もまた然りで御座います。


やや卑近的な言い方ですが、ジェネラリスト的な資質とスペシャリスト的な資質の鬩ぎ合いを上記のフレーズに、マトリクス的に重ねてみたりしております。


理性を超えた情熱と厳格な科学的思考の共棲などをスローガンに掲げていた時期も御座いましたが、複雑で有機的な綾を成し、限りなく興趣をそそられますものと心得ます。




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