スペシャルコンテンツ >> 顧問コラム >> 『風月無尽の無何有の郷(松風亭 雅山)』
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ツイート | 2014/3/1 | 松風亭 雅山 |
おだやかなこの時節、
蕪村の
春の海 終日のたり のたり哉
など相応しく佳き調べで御座います。
日本初の和歌とも言われます出雲の八重垣の歌なども浪漫をそそります。
八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣作るその八重垣を
焼雲立つ出鉄(いずもの)が、蹈鞴製鉄を形容しているという説も御座りますが、スサノオノミコト(建速須佐之男命:古事記での表記)が詠まれました大好きな歌です。
弥生と言えば桃ですが、、桃に纏わります伝説、神秘、浪漫は汲めども酌めども尽きません。
古より、霊力のあります桃の実を食べますと仙人になれるとも言われております。
また、西王母伝説では、不老不死の仙桃が出て参ります。
前漢の武帝が、長生を願っていた際に、西王母が天上から降りて来て、仙桃七顆を与えたとされております。
仙桃七顆を頂戴してみたいもので御座います。
最後に、駄作を一つ、・・・桃を想って、言葉を並べてみました。
楼上望仙郷 楼上より仙郷を望む
登楼望桃園 楼に登り、桃園を望む
疑是仙女郷 疑うらくは是、仙女の郷かと
艶香漂無辺 艶香は無辺を漂い
時空翔夢幻 時空は夢幻を翔ける
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